相続税の計算方法を教えてください。

 

相続税の計算は、次のように行います。
(相続財産-債務・葬式費用-基礎控除額)×法定相続分に応じた相続税率

相続税については、基礎控除や税率構造が見直されました。改正後の基礎控除や税率は、平成27年以後に相続で取得する財産に係る相続税につき適用されることになっています。

1.基礎控除
改正によって基礎控除額が40%減額されました。相続税が課される者が増えると思われます。

2.税率構造
改正によって、最高税率が55%に引き上げられました。とりわけ多額の財産を有する者には、大きな影響があります。
(1)各法定相続人の法定相続分相当額が、1,000万円以下である場合
現行においても改正後においても、税率は10%です。
(2)各法定相続人の法定相続分相当額が、1,000万円を上回り3,000万円以下である場合
現行においても改正後においても、税率は15%です。
(3)各法定相続人の法定相続分相当額が、3,000万円を上回り5,000万円以下である場合
現行においても改正後においても、税率は20%です。
(4)各法定相続人の法定相続分相当額が、5,000万円を上回り1億円以下である場合
現行においても改正後においても、税率は30%です。
(5)各法定相続人の法定相続分相当額が、1億円を上回り2億円以下である場合
現行においても改正後においても税率は40%です。
(6)各法定相続人の法定相続分相当額が、2億円を上回り3億円以下である場合
現行の税率は40%で、改正後の税率は45%です。
(7)各法定相続人の法定相続分相当額が、3億円を上回り6億円以下である場合
現行においても改正後においても、税率は50%です。
(8)各法定相続人の法定相続分相当額が、6億円を上回る場合
現行の税率は50%で、改正後の税率は55%です。

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